基礎代謝を左右する“体温”の重要性

「体温が高い人ほど痩せやすい」と聞いたことはありませんか?実は体温と消費カロリー(エネルギー消費量)には、非常に密接な関係があります。パーソナルトレーナーの視点から、体温と代謝の関係について解説します。

まず、私たちの体は体温を一定に保つためにエネルギーを使っています。これを基礎代謝と呼び、1日の消費カロリーの約60〜70%を占めます。体温が1℃上がると基礎代謝は約10〜13%上昇するといわれており、体温が高いほどエネルギー消費が増えやすい状態になります。

体温が高い人は血流が良く、筋肉や内臓の働きが活発です。特に筋肉は熱を生み出す最大の組織であり、筋肉量が多い人ほど平熱が高く、消費カロリーも増えやすくなります。逆に低体温の状態では血流が悪くなり、代謝が低下し脂肪が蓄積しやすくなる傾向があります。

また、体温調節には「褐色脂肪細胞」という脂肪が関与しています。これは脂肪を燃焼して熱を作る働きがあり、寒さへの適応や日常的なエネルギー消費に影響します。適度な運動や筋トレ、入浴習慣などはこの働きを高め、消費カロリーの向上に役立つとされています。

体温を高く保つためには、筋力トレーニングで筋肉量を増やすこと、湯船に浸かる習慣、十分な睡眠、たんぱく質を中心としたバランスの良い食事が重要です。特別なダイエットだけでなく、「体温を上げる生活」を意識することが痩せやすい体づくりにつながります。

日々の体温は単なる健康の目安ではなく、消費カロリーや体づくりに直結する重要な指標です。まずは自分の平熱を知り、代謝の高い体を目指して生活習慣を整えていきましょう。

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