ファスティングとは断食のことですが、半日ファスティングは名前の通り半日食べない健康法です。具体的には16時間食事を抜きます。食事は抜きますが水分はしっかり取ることが大切です。
食事を抜くと空腹になりますよね。空腹を感じると体の中(細胞)の作り替えが促進されます。これをオートファジーと言います。(自食作用)
かんたんに言えば古くなったり傷んだ細胞が自らリフォームしてきれいで元気な細胞に生まれ変わるんですね。これらは細胞内の老廃物を分解したり再利用する新陳代謝と機能を維持するためにとても大切な能力です。
このオートファジーの仕組みを簡単に説明すると
1.細胞内の不要なたんぱく質やミトコンドリアなどを細胞内で一時的に包み込みます。
2.包み込んだ不要なものをリソソームという器官が出す分解酵素で分解します。
3.分解された不要物はアミノ酸に生まれ変わりタンパク質に生まれ変わったりと再利用されます。
私たちの細胞も時間とともに老化していき細胞の機能が損なわれています。オートファジーは常に細胞をきれいで元気にしていくために本来身体に備わっている機能です。
このオートファジーは空腹状態が続くと活性化するといわれているのでそれを意識的に作り出すのが半日ファスティングです。
半日ファスティングの一番ポピュラーなやり方は
1.前日の夕食を早めに食べる(18時くらいまでに)
2.次の日の朝ごはんとお昼ご飯を抜く(ただし水分補給はしっかりと)
これだけです。終わったら最初の夕食は少し軽めにして食べたほうがいいでしょう。
この朝と昼の断食期間中は水分だけでなく酵素ドリンクでビタミンとミネラルを補給すると代謝アップにつながります。
最近になってなぜこのオートファジーが注目されているかというとやはり現代の食事の問題点「過食」にあります。
皆さんは普段の生活では自分が加食気味とはあまり意識していない方が多いと思いますが、細胞レベルでいえばこれを書いている私も含め多分みんな過食気味だと思います。
大昔から見れば元々人間は飢餓状態が普通です。近代のようにいつでも必要な分だけ食べれるのが特別。そして現代のように24時間いつでも食べれるというのは身体(細胞)にとっては異常で空腹を感じる時間が短いのでこのオートファジーがあまり起こらないため細胞の生まれ変わりも少なくなり、代謝が悪くなって疲れが抜けなかったり免疫が弱くなっていろいろな病気や感染症にかかりやすくなるといわれています。
半日ファスティングのメリットは
1.胃腸が休めるので消化機能の回復、腸内環境の改善、免疫機能の向上が期待されます。
2.新しい元気な細胞が増えるので美肌効果などのアンチエイジング効果も期待できます。
逆にデメリットは長時間食事を我慢するのでストレスがたまる、ファスティング後に暴飲暴食につながる恐れがあるということも考えられます。
ただ「空腹」と「食欲」は別物です。空腹とは本当にエネルギーが足りなくなって血糖値が下がりお腹がグーグーと鳴る感じ。食欲とは美味しいものを見たりいいにおいを嗅ぐと食べたくなる脳の錯覚です。結構これを間違っている方も多いので気をつけないと本来はもうお腹いっぱいに食べているのに、食欲が勝ってまだまだ食べたいと思ってしまうことになるので注意しましょう。
オートファジーは本来人間に備わっている機能ですが加齢とともに低下してしまうので普段の食事も腹八分目を意識するなどして常に細胞が健康な状態を保つようにしましょう。
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